キャニオンファーム土山在厩

樺澤厩舎長

「ハロン15秒の登坂を継続しつつ、今の本馬の状態に合わせた体力強化を図っているところとなります。この中間、動きそのものはあまり変わった感じがしないものの、体つきが引き締まってきたように映り、より筋肉質になってきました。現在よりも速いペースで走らせる時期になってきましたら、距離を含めた本馬の適性なども見えてくるはずですが、まだそこまでの判断はできないですね。ある程度明確になってくるのは、やはりトレセン移動が近づいてきたタイミング。その意味では、もう少し先になりそうです。馬体重は508㌔になっています。」

キャニオンファーム土山在厩

樺澤厩舎長

「こちらの馬もプレイムレート同様、20日に宮地技術調教師に跨ってもらいました。本馬に関しては坂路で騎乗していただいております。」

宮地技術調教師

「笹田厩舎にいた関係で、ハロン20秒ペースの軽い運動になりますけど、坂路コースで乗らせていただきました。2歳のこの時期なので仕方がないところがあるものの、まだちょっとトモが緩く感じました。ただキャニオンファーム土山さんの坂路で乗って気付いたことになりますが、デビュー前の2歳馬に対して十分な負荷をかけることが可能な設備ですね。傾斜もしっかりありますし、最後の緩やかなカーブも手前を替えさせる練習になると感じました。この立派な坂路コースで鍛えることができるわけですから、メルローズも今後より一層力が付いてくるはずです。あくまで個人的な印象になりますが、夏の暑い時期にトレセンへ入れるより、しっかり体力強化を図った後、秋になってから移動させる方がいいタイプのように見えました。もちろん最終的に決めるのは笹田先生。あとはキャニオンさんと笹田先生が意見交換しながら、適切に判断をされると思います。」

キャニオンファーム土山在厩

樺澤厩舎長

「馬体重自体には大きな変動がありません（現在504㌔）。坂路コースで15-15の時計を出す時は、トラックコース1000～2000m。坂路に入れない日はトラック3000mというのが基本です。フォームが安定し、無駄なエネルギーを使わない走り方になってきましたね。まだ基礎体力の強化は必要ですけど、いい方向に向かっているのは間違いないと思います。」