2021年度種牡馬展示会特集その2~アロースタッド~

2021/03/05

 

皆さま、こんにちは。京都サラブレッドクラブです。

今回は種牡馬展示会特集の第2弾ということで、アロースタッドの展示会でお披露目された種牡馬を紹介させていただきます。

※全馬紹介させていただきたいところですが、今回は数頭のみをピックアップしてのご紹介となります。

 

まずは、本邦初Frankelの後継としてスタッド入りしたモズアスコット。血統面だけでなく、芝・ダート両方でG1タイトルを獲得するなど現役時代の実績も大変輝かしいものです。展示会当日は、現役時代にモズアスコットを管理された矢作調教師も来場され、現役時代のエピソードや種牡馬としての展望をお話しされていました。「連闘で挑んだ安田記念において、きついローテーションをものともせず鋭い末脚を披露し、並みいる強豪を従えてG1初制覇を成し遂げたこと、初ダートでいきなり重賞に挑戦し、あっさりと期待に応えてくれたことが特に記憶に残っている。血統背景も素晴らしいので、種牡馬としても楽しみ。」とのことです。

 

大勢の方が来場されておりましたので、思うような撮影スポットを確保できず…

 

ようやくスペースを見つけた時には、もう引き上げていく寸前でした…

 

こちらは新入厩のリーチザクラウン。産駒の勝ち上がり率が高く、”堅実さ”が売りの種牡馬です。祖母のクラシッククラウンはフリゼットS(G1)を優勝、近親にはアメリカ2歳牡馬チャンピオンのチーフズクラウン、アメリカ3歳牝馬チャンピオンのウイニングカラーズなどがいる優秀な牝系で、牝系由来のパワフルさとスピードが産駒に伝わっており、早い時期から活躍しているのも納得です。

 

 

 

現在募集中のノーブルクラウン19(父シニスターミニスター)もこの一族です。この馬もパワフルさとスピードを武器に”手堅く”活躍してくれることでしょう。

 

 

続いて紹介するのは供用2年目を迎えたアメリカのスーパースター、カリフォルニアクロームです。この展示を心待ちにしていた世界中のファンのために、登場した際には

「Ladies and gentlemen, thank you for waiting!! This is California Chrome!!」

と英語でアナウンスされるという粋な計らいもありました。去年は体調不良により展示が行われなかったため、今回初めて生で本馬を見たという方も多かったようで、生産者の方々の食い入るように歩様や立ち姿を見つめるその眼差しから、この馬に懸ける大きな期待が感じられました。

 

 

アメリカの年度代表馬に2回選出された歴史的名馬の本邦初年度産駒は今年誕生します。早くも2年後のデビューが待ち遠しいですね。

 

アメリカ競馬といえば、この馬の話もしないわけにはいかないでしょう。2016年のアメリカ3冠レースに参戦したラニです。現役時代にはUAEダービー(G2)に勝利し、アメリカ3冠レース最終戦のベルモントS(G1)で3着。

父は北米チャンピオンサイアーTapit、母は天皇賞・秋を勝ち、繁殖牝馬としても3頭の重賞勝ち馬を送り出した名牝ヘヴンリーロマンスです。

 

名牝の子は種牡馬として成功する例が多いですし、ヘヴンリーロマンスの子で初めて種牡馬入りしたラニがどういった子を送り出してくれるのか楽しみにしています。

 

クラブでは、ラニ産駒2頭(サンバホイッスル19ネオザスティング19)を募集中!ネオザスティング19は前向きさがあり、育成も早めに進んでいますので、近日中の本州移動もありそうです。近況はこちらから!

 

 

こちらは2019年のダービー馬、ロジャーバローズです。生産は静内の飛野牧場。同年には生産馬ノーワンで桜花賞トライアルのフィリーズR(G2)を制覇され、生産馬2頭をクラシック戦線へ送り出されています。

今週のアルメリア賞に出走予定のロックオンエイムも、飛野牧場の生産馬。その先の大きな舞台に繋がる競馬を見せてほしいですね。

 

 

 

 

 

種付け料が記載されたカッコいいボードが置かれていました!

 

 

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