アリストロシュ

アリストロシュ

1口出資金2.8 万円
  • 募集総額
  • 1,400万円
  • 募集口数
  • 500
  • 残り口数
  • 満口

性別 牝馬 毛色 鹿毛
父馬 デクラレーションオブウォー 母馬 カシマフラワー
母父 ヘクタープロテクター 生年月日 2021/4/13
産地 平取町 生産者 北島牧場
育成 JRA日高育成牧場 管理予定
調教師
栗東・佐々木 晶三

測尺


体高162cm 胸囲175cm 管囲19.5cm 測尺日2月15日
体重428kg 測尺日5月9日

おすすめポイント


北枕鳩三郎氏によるコメント
セリ当日以前に下見を重ね、最も歩様の質が良いと感じていた第一希望のカシマフラワーの21を幸運にも落札することができました。馬体重はセリ当日の時点で424kgと小柄な部類に思われるかもしれませんが、四肢がすらっと長く体高が平均値よりも高いので、実馬の立ち姿では小ささをまったく感じさせません。まだまだ大きくなるでしょう。歩かせても手先が軽く、特に前肢の膝の返しが綺麗でスムーズ。滑らかにニュートラルのまま前方に進んで行きます。肩関節の動きも回転が速く、抜群の運動神経を感じさせ、実際に騎乗供覧では映像には映っておりませんが、キャンターにおろした際の反応が俊敏。現地で見ておりましたが、他馬とは反応速度がまるで違いました。

そして、何と言っても本馬最大の魅力は後肢の踏み込みのバネ感。軽い芝でのトップスピードや瞬発力を生む理想的な歩様を見せてくれます。一見すると、馬体全体のバランスからはトモの筋肉の容量が小さく感じるかもしれませんが、類まれなる筋力の強さで、歩様時には跳ねるような動きを見せてくれます。筋肉の質が良いため、適度な直飛と相まって効率的な動きが可能となり、実際にはトモが大きくさえ映ります。

それにしてもデクラレーションオブウォーという種牡馬は不思議です。代表馬の一頭トップナイフもそうですが、サンデーサイレンスの血を持たずとも、その筋肉の質はサンデーサイレンス系統のような質感を体現しており、本馬もさながらディープインパクト牝馬の一流馬のような軽さと力強さを兼備しています。ブリーズアップセールでは他に3頭のデクラレーションオブウォー牝馬が上場されていましたが、兄姉に目立った活躍馬がいないこと、また、カシマフラワー自身が高齢での産駒ということで、人気は他馬に流れマークが薄くなると予想しておりました。デクラレーションオブウォーという“父の遺伝力の強さ”で、ポテンシャルがグッと上がった結果が、本馬の好馬体と歩様の素晴らしさに表れています。今後、たくさんの活躍馬を輩出する可能性を秘めた種牡馬だと言えるでしょう。

トレーニングセール出身馬らしく完成度の高い馬体の造りだけに、もちろん、早期からの活躍が期待できます。そのスピードと瞬発力は直線が平坦コースの軽い芝が最も向きそうですので、新装京都競馬場の芝コースで躍動する姿が今から目に浮かびます。

血統


血統表


血統表

ブラックタイプ


ブラックタイプ