目指すは大舞台~前谷牧場~
皆さま、こんにちは。京都サラブレッドクラブです。
昨年、新型コロナウイルス感染防止に伴い、入場制限付きでの競馬が実施されるようになってから早いものでもうすぐ1年が経とうとしております。
1口馬主を楽しんでおられる多くの方が競馬場で愛馬の応援をすること、そして口取りで喜びを分かち合うことを楽しみにしておられることでしょうし、我々としましても会員様と現地でお会いすることができない現状に歯がゆい気持ちでいっぱいです。一刻も早く、従来通りの開催ができる日が来ることを祈っております。
さて、今回は募集馬のエリモトゥデイ19とミラクルベリー19を提供してくださいました前谷牧場さんを、昨年の9月にお邪魔した際に撮らせていただいた写真とともに紹介させていただきます。
北海道の新ひだか町にある前谷牧場さんは、「前谷武志」という名義で生産をされております。
生産馬は、2017年のカペラS(G3)を制し3歳時にはドバイへ挑戦したディオスコリダーをはじめ、ダート戦で活躍している馬も多いですが、2018年の日経賞(G2)を制したガンコや、1995年の新潟3歳S(G3)を制したタヤスダビンチ、2019年の朝日杯FS(G1)で3着となったグランレイ、2020年のローズS(G2)で2着となり秋華賞(G1)へ出走したムジカなど、いわゆる芝の王道路線で大手と双璧を成す活躍馬も生産されております。
駐車スペースに車を停め、放牧地へと案内していただくと、誰もがまずその規模に驚かされることでしょう。「繁殖牝馬が過ごすエリア」、「1歳馬が過ごすエリア」のようにそれぞれ区画が分けられているのですが、1歳馬のエリアまでは歩いて向かうには遠すぎるので、お客様が来場された際にはカート(ゴルフ場で利用するような小さい車)で案内されているそうです。
そして、放牧地には傾斜もあるので、負荷をかけた運動を行うことができます。壮大且つ傾斜のついた放牧地を駆け回り基礎体力をつけることができる環境が、生産馬の好成績に繋がっているのではないでしょうか。長距離路線で活躍したガンコのスタミナは、血統面の影響ももちろん大きいでしょうが、この牧場の環境も大いに関係しているはずです。
ハイレベルなのは施設面だけではありません。カートで移動しながら「あそこにいる馬は○○の母で、あれは○○の母です。あの馬はアメリカから連れてきました。」と繁殖牝馬の紹介をしていただき、そのどれもが良血馬なのです。
牧場を訪問した目的はエリモトゥデイ19を見せていただくこと(ミラクルベリー19はこの時すでに森本スティーブルへ移動)だったのですが、牧場の見学までさせていただき有り難い限りです。
「調教師の先生が先日見に来られて、『大きいところ狙えそうで楽しみだね』と嬉しそうに話しておられましたよ。」と前谷さん。
このような素晴らしい牧場で生産されたエリモトゥデイ19やミラクルベリー19がどのような活躍を見せてくれるのか、今から楽しみでなりません。2頭の活躍にご期待ください!
各馬の近況等はこちらからご確認いただけます。
馬名選挙の締め切りも迫っておりますのでお早めにご検討くださいませ!素敵な名前をお待ちしております。馬名選挙の詳細はこちら。