二度目の地方交流戦で経験を糧にした勝利!~ディオスパーダ~

2025/06/04

 

皆様、こんにちは。京都サラブレッドクラブです。

6月3日の地方交流戦(船橋ダ1800m・ナイスビット特別)に参戦したディオスパーダ号が、見事に初勝利を飾りました。

関係者の皆様、そして応援いただいた皆様、本当にありがとうございました。

調教師:小椋 研介 氏

生産:藤春 修二 氏

育成:吉澤ステーブル

出資会員の皆様、おめでとうございます!

本馬は昨年11月3日の福島ダ1700m戦でデビュー。初戦は12着と敗れましたが、そのまま同月に3戦をこなし、掲示板に載るまでレース内容を向上させました。
その後外厩で乗り込まれ、今年3月よりレースへ復帰。7戦目での初勝利となりました。

当日は雨が降り注ぎ、船橋競馬場も水溜りが確認できるほどの不良馬場。本馬の脚質的にも前目に付けることが最善の策である馬場でした。
レースでは、思い通りの位置である外目二番手のポジションを確保。3角あたりで前の馬をかわし、後ろにいた人気馬による4角での仕掛けから並ばれたあとも、最後まで集中した走りで、ゴール前では2馬身突き放しての快勝となりました。

ワンペースでバテない本馬の長所を生かすため、これまで前目に付けたいと何度も試みてはいましたが、中央のレースでは出脚にアドバンテージがなく、なかなか思う位置取りとなりませんでした。

そんな中3月に挑んだ地方交流戦では、交流戦ならではのメンバー構成の中、途中から前目(ハナ)で運ぶことができましたが、初めての位置取りにフワッとする面を見せていたとのこと。
本馬はこれらの経験を、旺盛な食欲の子供が成長したかのよう糧にし、今回は前目に付けても堂々とスタミナのある走りを見せつけました。

しかし、経験を積めるのも丈夫であってのこと。
育成時代から長期の休養を強いられるようなケガや体調不良もなく、順調に乗り進められた本馬。弊害なく課題に取り組めたことで、レースごとの成長が伺えたことも忘れてはなりません。

今回の勝利は、経験を血肉にする本馬と、経験を積める状態を維持する関係者の皆様のサポート体制、二つの強みが相乗効果をもたらし、実を結んだものに見えます。

無事であること、それが競走馬にとって何より大切であるということを体現したディオスパーダ号。

今回の不良馬場での勝利をまた糧とし、成長した本馬がどのような活躍を見せるのか、今後も楽しみでなりません。

引き続きディオスパーダ号へのご声援、何卒よろしくお願い申し上げます。