北海道牧場視察レポート①

皆様こんにちは。
京都サラブレッドクラブです。
今年もまた、募集馬選定の季節がやってきました。
毎年この時期になると北海道を訪れ、クラブゆかりの母系の仔たちを中心に成長を確認しながら、
代表の山上和良が募集馬の選定を行っています。
本記事では、その視察模様の一部をご紹介できればと思います。
今回の訪問で大きな意味を持つのは、視察する馬たちの多くが、例年クラブで募集馬となる、
あるいはゆかりのある母系の仔たちであるという点です。
これまでクラブを支え、活躍してきた兄姉たちの延長線上にある世代が、どのような姿に育っているのか。
単なる出会いではなく、成長の確認という意味合いの強い視察となりました。
~初日~
新千歳空港に到着。
本州とは異なり、肌寒さの残る空気に触れ、改めて日高の春の訪れを感じます。
レンタカーで静内へ向かいましたが、新冠までの新しい道路が開通したことで移動時間は大幅に短縮され、
例年よりもスムーズに現地入りすることができました。

※サラブレッド銀座近くのPA
ホテルにチェックイン後は、近くの居酒屋でお世話になっている生産牧場の方たちと会食。
普段は現地でゆっくり言葉を交わす機会が限られる中、こうした時間は非常に貴重です。
牧場の方の行きつけのお店ということもあり、「これ美味しいから」と料理を振る舞っていただく女将さんのサービスにどこか家庭的で温かい雰囲気に包まれたひとときとなり、情報交換も含め、有意義な時間となりました。
~2日目~
朝6時にホテルを出発。
この日は7つの牧場を巡り、約50頭を視察しました。
主な目的は、1歳(2025年産)の中から今秋開始予定の新規募集ラインナップを選定することですが、
それに加えて生まれたばかりの当歳(2026年産)の確認も行いました。

※とねっこ可愛すぎます…
※こちらは快足の母を必死に追いかけるナイトブリーズの2026
各牧場で感じたのは、今年の世代(2025年産)は全体的にバランスが良く、特に兄姉と比較しながら見ることで、
それぞれの成長の方向性や変化がより明確に感じられました。
母の特徴を色濃く受け継いでいる馬、あるいは兄姉よりも完成度の高さを感じさせる馬など、
それぞれに個性があり、改めて血の積み重ねの面白さを実感する場面が多くありました。
良い意味で募集ラインナップを決めるのが難航しそうな予感がします。

※そんなこと知る由もなく呑気に牧草を頬張る1歳たち
視察を終え、夜は高橋ファームの方と会食。この日は羽田盃が行われ、高橋ファーム生産馬が出走していたこともあり、
皆でレースを見守ることに。
直線半ばで後続を突き放す力強い走りに思わず鳥肌が立つ見事な勝利となりました。
懇意にさせていただいている生産者のこうした瞬間を共有できたことは非常に印象深く、
クラブとしても大きな刺激を受ける出来事となりました。
~最終日~
朝7時出発と少し余裕があったため、ホテルの朝食をいただきました。
受付で朝食券を渡すと「2番ゲートからお入りください」と案内され、
馬産地ならではの粋な演出に思わず頬が緩みます。

※宿泊ホテルの朝食会場
この日は浦河方面へ足を延ばし、現在募集中の2歳馬を預託している育成牧場を中心に、
1歳馬やセリ候補馬を含め約30頭を視察しました。
その中には昨夏のセレクトセールで購入したアビラの2025も含まれており、
順調な成長ぶりを確認することができました。
アビラの2025
父:グレーターロンドン
母父:ロックオブジブラルタル
生産:グランデファーム


このまま順調であれば、今秋募集予定となりますので、無事に成長することを願うばかりです。
ざっくりとしたご紹介ではありますが、今回の視察は3日間を通して天候にも恵まれ、
日高の雄大な自然の中で、目的を果たすとともに充実した時間を過ごすことができました。
※大自然の中、楽しそうに走り回ってました。
次回は、今回の視察でも特に印象に残った馬を
代表の山上和良によるコメントを交え、ご紹介したいと思います。