北海道牧場視察レポート②
2026/05/18

皆様こんにちは。
京都サラブレッドクラブです。
前回のレポートでは、牧場視察の模様をご紹介させていただきました。
本記事では、今回クラブゆかりの母系の仔たちを中心に、多くの馬を確認してまいりましたが、
その中でも順調に成長を遂げている現在募集中の馬と、このまま無事に秋を迎えれば募集候補となる馬を数頭、
代表の山上和良によるコメントを交えご紹介させていただければと思います。
まずは現在募集中の2歳馬からご紹介します。
1頭目は、
アルジャンレオ
(牡馬 父:シルバーステート 母:ナイトブリーズ)

「山上和良によるコメント」
個人的には、この世代でナンバーワンになりうる逸材であろうと考えています。
オープンまで突き抜ける可能性があるとすれば本馬ではないかと。
ずいぶんと骨格が成長し、1歳時とは見違えるようです。
体重も大きく増加し、そういう馬にはありがちな育成時の小さなトラブルも経験しました。
母もそうであったように、早いうちから活躍できるタイプではありませんが、馬が走れる状態になった時の爆発力は楽しみでなりません。
2頭目は、
ロイヤルフィズ
(牝馬 父:イスラボニータ 母:アンティフリーズ)

「山上和良によるコメント」
アンティフリーズ産駒の牝馬は、全馬が勝ち上がり、しかも現役のヴェルジーネ以外は、すべて2勝以上の堅実派です。
難点は2歳では、早くに馬が出来てこない点。
本馬も御多分にもれず、まだ筋肉が付ききっておらず、枯れてくる様子もまったくありません。
前進気勢だけが空回りしている現状なのでしょう。
アンティフリーズ産駒の牡馬はまったく走りません。
身体は著しく立派なのですが、どれもまったく前進気勢がないのが、その理由です。
逆に牝馬は前進気勢の塊みたいな馬ばかり。
本馬もあり余る前進気勢があるわけですから、心と身体がマッチした時には、
姉たちと同様のスピードを見せてくれるものと期待しています。
3頭目は、
ティザライト
(牡馬 父:ホッコータルマエ 母:ティザチック)

「山上和良によるコメント」
遅生まれと気の小ささが課題の本馬ですが、楽しみは大きいと考えています。
順調に調教を重ねながらも、成長を続けています。
これは活躍の第一条件。
もう一点注目すべきなのが、薄手のホッコータルマエ産駒という点。
ホッコータルマエ産駒は、1歳時よりムキムキな馬が多いです。
最終的に幅が出過ぎて、スピードを殺してしまいます。
逆に本馬のような薄手のタルマエは、一見頼りなく見えますが、成長するにつれ骨格と筋肉のバランスがよくなる傾向があります。
本馬は、これまでのところ理想的な成長曲線を描いているように見えますので、競馬場に姿を見せる頃には、1歳時とは見違える馬になっているのではないでしょうか。
次は1歳の現時点での募集予定馬です。
1頭目は、
アールハッピーエンディングの2025
(牝馬 父:グレーターロンドン)

「山上和良によるコメント」
母はアメリカでレースをしていた馬ですが、初年度産駒が1歳時に死亡。
次が旋回癖のため馬体が十分に成長せず。1年空胎の後に、産まれたのが本馬です。
グレーターロンドンは種牡馬としての能力が頭抜けていると見ていますので、
特に問題点のない産駒であれば十分に合格点でしょう。
本馬は、父の能力にブレーキをかける部分が見当たりませんので、それだけで楽しみであろうと思いました。
2頭目は、
チアフルモーションの2025
(牡馬 父:ゴールドシップ)

「山上和良によるコメント」
本馬は雄大な馬で500kgで競馬できそうな成長度合いです。
しかも、動きに愚鈍な印象はなく、欠点らしい欠点はありません。
ゴールドシップ産駒は、現4歳世代あたりから不振ではありますが、
本馬はそのスランプを打ち破ってくれそうな雰囲気を持ってるように感じました。
※1歳馬は現時点での評価であり、今後の成長や育成過程によって最終的な募集判断を行ってまいります。
ご紹介は以上となります。
今回、北海道で視察してきた馬について、
紹介されなかった馬がダメということではありませんので、どちらかと言えば、
山上の個人的思い入れが大きいだけと見ていただいてかまいません。
ご紹介させていただいた馬に限らず、すべての馬がこれからどのような成長を見せてくれるのか、
私たち自身も非常に楽しみにしています。
こうした積み重ねの先に、皆様とともに大きな舞台を目指せる一頭が産まれてくることを願いながら、
引き続き一頭一頭の変化を丁寧に見極め、より良いクラブ運営を目指してまいります。
最後までお読みいただきありがとうございました。