募集馬について その①~代表・山上和良~
2025/11/05

いつもお世話になります。
代表の山上です。
2025年先行募集に多数出資いただきありがとうございました。
当クラブの募集馬は育成状況を見ながら、ギリギリまで様子を見られるというのが売りの一つではありますので、引き続き成長具合をチェックしていただければと思います。
今年の募集馬は、牝馬を少なくしました。理由としては単純な話で、売れないからです。つまり需要が少ない。
サンタテレサ2024は、とても品があって良い馬だと見ています。しかも父コントレイルで、この価格はどう考えても安いわけですが、それでも、先行募集での売れ行きはかんばしくありません。
こんなことならセリで売ったほうが確実に高く売れるわけですが、素質ある牝馬は最低限残していかないと、次世代へ繋がっていきません。
実際、試しに走る可能性を秘めた牝馬をセリに出したら高く売れました。
その一方で需要の見込める牡馬を、もっと多くサマーセールで購入したかったのですが、高くて買えませんでした。
近年それぞれの地方競馬馬主会が、新馬を導入するための補助金を拡充しており、落札価格500万以上あるいは800万以上で基準が設けられている場合が多いです。
ですから、ダート向きで500〜1000万あたりの価格帯の馬がなかなか落札できません。
1200万を超えてくると落とせる可能性は出てきますが、採算のことを考えると厳しい価格であると判断せざるをえません。
そういった事情で、今年は募集馬の数が少なくなってしまいました。
地方募集ももっとやりたかったのですが、募集できる馬がいないので、1頭だけになってしまいました。
こういった事情で、今年については募集頭数が少なくなりましたが、その分厳選されている馬たちですので、引き続き出資をご検討いただけると幸いです。