庭先取引
今回は
①日高の牧場で庭先購買する
について述べます。
競走馬の庭先取引は市場に出る前の馬を牧場から購入する方法です。
当歳で買う場合もありますが、ある程度成長を見極めた後の1歳の春に購入するのが、確実な方法です。
ニューワールドレーシングクラブでは、この仕入れを行なっていたようです。
私も以前はこの方法を採用していた時期がありました。
セカンドテーブルやサーティグランドの世代は、この方法にて馬を購入いたしました。
やってみてわかるこの方法の難点は、各牧場で馬を見せてもらうのにかなりの時間を要し、本業の合間に見て歩くのは、時間的に厳しい作業でした。
しかも昨今では、市場に出したほうが高く売れると牧場の方も認識しているようで、リーズナブルな価格で販売していただくのが困難になっています。
もちろん、割安に販売していただける牧場さんもありますので、その場合は庭先購買を行うことをためらうことはありません。
しかし、これをメインの仕入れ方法とするには、時代がよくないと考えています。