第6回 相馬眼について~代表・山上和良~

2025/12/04

 

馬が速く走るためには、ミトコンドリアの力だけでは不十分です。
速く走るフレームを持っているのか、故障しにくい脚をしているのかを見抜くのが相馬眼。

軽自動車にF1カーのエンジンを乗せたら速く走れるか?
走れるわけがありません。

逆にF1カー(フォーミュラカー)に軽自動車のエンジンを乗せて速く走れるのか?
やはりこれも無理です。

相馬眼とは、フォーミュラカーのシャシーを持っているかどうかを見抜く目であって、内部のエンジン(ミトコンドリア)は見抜けません。
しかし、軽自動車のシャシーでは、どれだけエンジン(ミトコンドリア)が優れていても無駄なわけですから、相馬眼を軽視するわけにはいきません。

優れたシャシーを見抜くとしても、オンロード(芝)を走るのに適した馬、オフロード(ダート)を走るのに適した馬、あるいはどちらも走れる馬もいるわけですが、ある程度の分類はできるかと思います。

以前、述べましたように、現在では地方競馬馬主協会の補助金が年々増加しておりますので、サマーセールでのダート馬価格は年々高騰しています。
逆に芝にしか対応できないタイプの馬は安くなっているように感じました。
来年以降は、そういう方向に相馬眼の使い方を切り替えていく必要があると感じています。