皆様、こんにちは。京都サラブレッドクラブです。

 

10/3より先行募集期間がスタートし、有り難いことに開始早々多くのお客様からお申込みをいただいております。お申込みいただいた皆様、ありがとうございます。

 

弊社のYoutubeチャンネルにて公開しております歩様動画の再生回数が1頭だけ跳ね上がっていることからも注目度の高さを感じます。先日開催いたしましたツアーでも注目の的となっておりました。

そこで今回は、クイーンハーツ2021を生産された三石川上牧場さんと、中期育成を担当された高橋ファームさんから本馬の特徴についてのコメントをいただきましたのでご紹介いたします。ツアーに参加することができなかった方は、本記事にて本馬の性格などを感じていただければと思います。

 

 

生産者・三石川上牧場 仙北谷さん（場長）

「クイーンハーツ2021は、当牧場で生産しG1を2勝したカワカミプリンセスを祖母に持つ、我々も大きな期待を寄せている馬の1頭です。カワカミプリンセスは競馬を題材にした某アニメ・スマホゲームに登場するため、昔からの競馬ファンの方はもちろん、若い方からも認知度が高く人気の馬です。

父はゴールドシップ。こちらもアニメ・ゲームに登場することもあって、幅広いファン層から支持されているようですね。

話題性だけでなく、ゴールドシップ×キングカメハメハの組み合わせからブラックホール（札幌2歳S勝ち馬、菊花賞5着）が出ており、キングヘイローとも好相性という裏付けがあることからも期待しています。

ステイゴールド系は気性に難がある子が出やすい父系として知られていますが、本馬はうるさい馬ではなかったです。ふてぶてしい顔つきからもお分かりいただけるように、我が強くどっしりしている性格ではありましたが、人間に対して悪さをすることはありませんでした。そういった性格なので離乳もスムーズにいきましたし、新たな環境に対する適応能力も高い印象を受けましたよ。頭が良く、物事を理解する力に長けているのだろうなとも感じました。

こちらにいたのは生まれてから1歳の春までという期間でしたが、大きなトラブルやアクシデントに見舞われることなく、順調に過ごしていました。

カワカミプリンセスの子を毎年のように見る中で感じたこととしては、小さめに出た方が良い成績を残している傾向にあるということです。カワカミプリンセス自身は3歳春に490㎏あるような大きい馬だったのですが、3戦目で勝ち上がったミンナノプリンセスは450kgぐらい、勝ち上がり目前だったミュゲプリンセスは430kgぐらいで、その産駒で新馬戦2着だったレゾルシオンも牡馬で460㎏ぐらいですしね。母のクイーンハーツ自身も小さめに出て、新馬と2戦目ともに見せ場十分の4着でした。本馬も母の影響でどちらかというと小さい部類だと思いますが、血統的にこういった傾向がありますので私はサイズについての心配はしていません。

それと、臀部の筋肉が幼少期から目立っていたのを覚えています。後肢は推進力に関わる部位で、競走馬にとってはエンジンのようなものですので、後肢の力強さは大きなアドバンテージになるはずです。

また、本馬は生まれた時から体力がありました。クイーンハーツ自身が若く、子育てに慣れていなかったということもあり、本馬を産んだ時は、子供に構わず好きなように放牧地を駆け回っていました。マイペースに駆け回る母親についていくのは相当大変なはずですけど、体力があったのでついていくことができていたのだと思います。

あくまで私が見ていた時期の印象ですが、芝向きだと思います。この血統ですから中距離あたりになるのかもしれませんが、スピードがありそうな馬体の造りをしていましたので、短いところにも対応できるイメージも持っています。

クイーンハーツ自身は新馬と2戦目ともに4着で、勝ち上がりを期待していましたが残念ながら故障により道半ばで引退してしまいました。期待してくださっているファンの方も多いと聞いておりますし、我々もなんとかこの血統から活躍馬を出したいと願っております。本馬はその期待に応えてくれるポテンシャルを秘めているはずです。これからも多くの方に応援していただけると嬉しいです。」

 

中期育成・高橋ファーム 高橋政則さん

「移動してきた当初は、良い歩きするな。良い走りするなという

印象でしたね。父がゴールドシップだったので気性的にどうかな？

と思いましたけど、すごく大人しかったですね。環境に慣れてからも特に手を焼くことはありませんでした。今は育成に移動していますが、これからしっかりトレーニングして、強い競走馬に育ってほしいですね。」

↓高橋ファームで放牧中の映像（8/24）
https://twitter.com/i/status/1562384326700171267

クラブとしても大変期待の大きい1頭ですので、本馬が活躍するシーンを思い浮かべると胸が躍ります。
夢の配合から誕生した本馬が、未来のスターになってくれることを楽しみにしています。