第14回 キャノンボール~代表・山上和良~

2026/04/10

 

キャノンボールはご報告のとおり、左前橈骨遠位端の剥離骨折により、出走することなく抹消予定となってしまいました。
出資会員の皆様には心よりお詫び申し上げるとともに、決して悲観しないでいただきたいとお願いしたく存じます。

この馬は決して綺麗な脚元をしているわけではありません。
正直、今回のような脚元のリスクについてはありうると感じておりました。
ただ屈腱炎のような致命的な故障のリスクは低いと考えています。
そもそも真っ直ぐな前肢をしていればサマーセールでの落札価格が、募集価格を超えるほどの価値がある馬だったと思われます。

この馬は、1歳時より大幅に体重を増やしています。
これは脚元にとっては誤算だったわけですが、以前も述べましたように、育成時に成長度の大きな馬は期待も大きくなるという意味においては、個人的に本馬は世代でも上位の馬と見ています。

本来であれば、デビュー前に去勢してもよいタイプの体型をしているとは思うものの、JRAの調教師には、たいてい体型や体重を調整するために去勢することを理解をしていただけません。
それゆえ普段から必要性ありと感じる馬については、JRA抹消のタイミングで去勢するケースが多いわけですが、本馬についてもそうさせていただきます。
脚元への負担という意味も含めて、かなりプラスの効果が見込めると考えています。

大きく成長する馬というのは、骨格の変化が顕著ですので、それゆえ育成も順調にいかなかったり、良いコメントがなかったりで、不安に思われるかとは思うのですが、じっくり向き合うことで、将来に大きなリターンを期待できますので、焦らずに見守ってあげてください。