サマーセール2026現地レポート◆比較展示編◆

2026/08/27

 

 

いつも大変お世話になっております。

 

京都サラブレッドクラブのせりの主戦場といっても過言ではない、サマーセールに今年も参加してまいりました!

 

今回は、サマーセールに参加する「京サラ募集馬選定チーム」に、クラブスタッフが最初の2日間同行いたしましたので、参加日記を2回に分けてお届けいたします。
セリ素人目線のレポートをお楽しみください。

 

なお、セール会場内は原則写真NGのため、文章でのお届けになること、ご了承願います。

 

 

◆2026年サマーセール概要◆

開催日:2026年8月17日(月)~2026年8月22日(土) 6日間

開催場所:北海道市場

上場馬:1歳馬・1,406頭

 

 

◆比較展示編◆

8月17日(月)サマーセール1日目

北海道に前日入りしていた「京サラ募集馬選定チーム」は千歳駅周辺のホテルを6時にチェックアウトし、せり会場である日高郡新ひだか町の北海道市場へ向かいます。

7時30分頃会場に到着すると、まずは受付を済ませ、購買者番号を受け取ります。購買者番号は、ステッカーとなっており、厚さ3cm程ある上場馬カタログ前半分の裏に貼るのがせりスタイルのようです。

 

せり開始は11:30からですが、当日の本格的なスタートは朝8時。その日の上場馬の比較展示が行われ、上場前の実馬の確認をする大事な時間が始まります。

上場番号順に40頭ずつ展示が行われ、展示時間は各回20分。せり開始までに当日上場馬全頭の展示が行われるのです。

 

その時間で全頭を見ようと思うと、単純計算で1頭あたり30秒の時間配分、、、到底その時間だけでは足りるわけがなく、衝動買いのようにならないためにも、チームはせり当日までに牧場を周っていたのだそう。上場馬のその多くは実馬を下見済みです。

その上で、再確認したい馬、初見で気になる馬を念頭におき、それでも時間内に全頭を見て回ります。

 

20分間が終了すると、上場馬たちは番号順に展示場をぐるっと一周し馬房に戻りますので、全頭確認できるようベストポジションを陣取ります。

 

展示場に40頭が点在し、多くの人間が一斉に馬の周りを移動しますが、せりのために訓練されているとはいえ、上場馬はまだ1歳の若駒。そこら中からいななきが飛び交っていて、なかには驚いて暴れてしまう子も多く見られました。

比較展示には、テレビや競馬場で見たことのある、JRA/地方の調教師、ジョッキーや馬主の方もお見かけし、不思議な気持ちになりながら、私も一緒に馬を見て回ります。

 

私はせりのみに同行しましたので、全頭初見。わからないなりに、各回に一頭は実馬を見て良いと思う馬を見つけようと、とにかく必死に全ての馬を見て回りました。

展示中に気になる馬がいれば、引手を持つ方にお願いし歩かせて歩様の確認もできると聞いていたのですが、プロに混ざって申し訳なく、他の方が歩かせているおこぼれで確認(苦笑)もしまたサマーセールに行くことがあれば、次こそ絶対に、自ら歩かせてもらい、担当者に馬体重の確認までしたいと思います。

 

私の「はじめての比較展示」はさておき、実馬を見ることで、何を感じ取れるか想像してはいたものの、競る作戦を練る視点でいると、実馬から得る感覚だけでなく、”どれだけの人数”があるいは”誰が”その馬を見ているかという情報までもが一気に押し寄せます。
そこに販売希望価格、測尺、レポジトリ、ブラックタイプなどなどの情報が加わってくるわけですから、ものすごい情報量の処理が必要です。

 

夢中で確認していたので、あっという間に感じましたが、入れ替え時間の10分も含めて歩き回ること計2時間50分。

普段座り仕事の私にとっては大変な運動量だったようで、1日目終了後ホテルに戻って寝る準備を終えたあと、就寝までの2ステップ、寝転ぶ→消灯のうち、ワンステップを終えたところで朝を迎えました。

 

チームメンバーはというと、比較展示中は各々に行動し、最後に集合して意見交換。

お代がいくらなので、、、

どんな馬だから競り落とせたらどこに入厩すると良い、、、

今回のせり情勢的にこの値段では落ちない、、、

どこまで競るか、、、 などなど。

 

余談ですが今年から、販売希望価格を下回っての入札はできなくなったとのこと。今まではお代より下の値段でも交渉次第で取ってもらえたようです。このあたりも作戦に関係するようで、作戦会議の議題になっていました。

 

比較展示終了後、せり開始までの40分間を多くの人が腹ごしらえの時間に充てるため、人気の弁当の争奪戦にも参加しなければなりません。

サマーセールではテントに日高地方のたくさんのお店がならびます。私は日高で有名なお蕎麦屋さんの温かいお蕎麦が気に入って、2日連続いただきました。

画像:ランチに選んだお蕎麦(麺はいかにも手打ちの太い見た目で独特。それが癖になります)


ランチのあとは、目当ての馬が上場されるまでゆっくり、、、とはいかず、チームは最終チェックに余念がありません。四六時中、少なくとも同行していた間は、ずーーーっと馬や競馬の話をしているチームメンバー。比較展示終了後も気になる馬を馬房に見に行くため、うなぎ弁当を一気にかき込んで食べる姿が印象的でした。

画像:馬房へ馬を見に行くチーム

 

次回はいよいよ実際に馬を競る「せり編」をお届けいたします。

チームはお目当ての馬を、無事競り落とすとこができたのでしょうか。