京都サラブレッドクラブ誕生までその3

2020/02/11

 

私が心配していたことを列記しますと

会費を取らないとすれば、運営費をまかなうコストは馬代金に乗せるしかなく、馬代金が高くなるのではないか?

時代は馬価格インフレが到来しつつあり、バイヤー系クラブだと必然的に仕入れ値が高くなり、これも馬代金が高くなる要因となる。

ネットが普及するこの時代、馬代金の相場は一般の競馬ファンであっても容易に調べることができるので、割高になるであろうその価格に見合う活躍をコンスタントに達成できるのだろうか?

大口クラブは、会員さんにとってハイリスクハイリターン。
当たりを引けた会員さんは満足だが、もし未出走で終わるような馬が発生(必然)した時、揉めるきっかけになるのではないか?

以上のような点です。

毎日の情報発信やお中元お歳暮、そしてレストラン浦河のことは、その時点では聞き及んでおりませんでしたが、もちろんその経費がさらに馬代金に乗るとするならば、経営的にはさらに危険な賭けであると考えたことでしょう。

初年度の募集馬価格を見た時、想像通りの価格になっていると感じました。
多くの経費が乗っかっているとするならば、そうならざるをえない価格。

マイケル君の掲げた浦河を盛り上げるためにという理念に賛同される方も多かったのでしょう、初年度はよく馬が売れていた様子で、まずは順風満帆の出だしでした。

つづく