4歳世代振り返り③シャイニーカラーズとファータビアンカ【北枕鳩三郎】part2/3
2026/08/12

大枠の概論としては、part1/3で述べたことがベースではありますが、細かく1頭ずつ見ていきます。ここからは見苦しい言い訳が続きますが、ご容赦願います。
まずはシャイニーカラーズです。サマーセールにて253万円で落札された当時から、馬格に恵まれ、クロフネ肌らしい骨量が豊かな牝馬でした。セリ全般で言えることの一つに、芦毛は筋肉の質感を見極めるのが難しく敬遠されがち、特に牝馬は競り上がりにくい傾向があります。シャイニーカラーズも例に漏れず、見栄えの良さのわりに非常に安価で落札できました。
動画:サマーセール落札時のシャイニーカラーズ
その後は大きな頓挫もなく順調にデビュー戦を迎えましたが、良い手応えで直線に入るも、ギアの上がらないレース内容だけが強く印象に残りました。当時は、それでもダートに替われば、持ち前の掻き込みの力強さが活きるはずと楽観視していた部分もありましたが、結果的にどの条件でも追ってから速い脚に欠けるレースっぷり。「様々な条件を使ってきたんですけど、どの条件でもまだ光る部分を見せることができず…」とファンド解散直前の厩舎関係者のコメントにもあったように、追われてからピッチを上げる、回転数を上げるという動作ができませんでした。これを運動神経が無いからと一言で片づけてしまえば、それまでですが、筋力の問題に起因しているのか、それとも、自分が見抜けていないだけで、馬体的な構造に大きな欠点があるのか、はたまた、気性的な問題なのか…。
いまだにその答えは出せていません。しかし、稽古にも跨ってくれていた秋山稔樹騎手も「ワンペース型」と評していたように、携わる関係者にはレース以前に感じる部分があったのだと思います。わずか4戦でのファンド解散となってしまい、ご出資いただいた会員さんには大変申し訳なく思っております。
>>>part3/3に続く…
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北枕鳩三郎 氏 プロフィール
約35年間、パドックの最前列にこだわり続け、学生時代には年間365日、JRAと南関東競馬のパドックに立ち続けたことも。競馬場以外にもセレクトセールやサマーセール、一口馬主募集馬ツアーに参加し、現役馬から1歳馬まで数えきれないほど馬体を見続けてきた。その馬見に関してはネットを中心にカリスマ的人気を誇る。
京都サラブレッドクラブでは、2022年より募集馬選定に携わる。
