4歳世代振り返り③シャイニーカラーズとファータビアンカ【北枕鳩三郎】part1/3

2026/08/10

 

こんにちは、北枕鳩三郎です。

引き続き、4歳世代の振り返りとなります。

今回は牝馬の2頭について3回に分けてお話させていただきたいと思います。なお、現在は他のオーナー様のもと、現役を続けている馬もおりますので、ここではクラブ所属時の見解であることをご承知おきください。

率直に申しますと、「牝馬は難しい…」。それに尽きると思います。いままでの経験上、馬体が良くても結果に繋がらないことが多いのは圧倒的に牝馬です。あくまで、自分の経験に基づく話となりますが、牡馬の場合、馬体や歩様の良さが走力に直結することのほうが多く、多少の気性の難しさや問題を抱えていても、それがレースに行ってプラスに働く場面もあります。ところが、牝馬は『気性面を拗らせると一発でアウチ』だったりします。突然、パッタリ走らなくなったり…。

牡馬よりも繊細なのか、より競走に向いた性格の馬でないと、自身の走力を活かせないまま競走生活を終える。そういう牝馬は非常に多いと考えています。東西のトレセンにおいても、牝馬の扱いを得意とする厩舎があったり、その逆もあるように、携わる人で変わるのも牝馬特有の難しさを表しているのだと思います。また、競走に向いた性格や気性というものは、心肺機能と同様に母系が伝える資質である可能性が高いというのが持論になりつつあります。山上代表がよく言葉にする“ミトコンドリア”に似た世界観ではないでしょうか。セリ名簿を見ればブラックタイプの濃い薄いは一目瞭然ですから、牝系に活躍馬の少ない馬は、特に牝馬の場合、安価で落札できたとしても、その馬体の良さに比例した活躍は望めないのではないかと考えるようになりました。ブラックタイプの重要性は牝馬ほど強く感じます。

>>>part2/3に続く…

========================================================

北枕鳩三郎 氏 プロフィール
約35年間、パドックの最前列にこだわり続け、学生時代には年間365日、JRAと南関東競馬のパドックに立ち続けたことも。競馬場以外にもセレクトセールやサマーセール、一口馬主募集馬ツアーに参加し、現役馬から1歳馬まで数えきれないほど馬体を見続けてきた。その馬見に関してはネットを中心にカリスマ的人気を誇る。
京都サラブレッドクラブでは、2022年より募集馬選定に携わる。