チャンスをものにした2勝目!~ディオスパーダ~

皆様、こんにちは。京都サラブレッドクラブです。
9月3日の地方交流戦(名古屋ダ2000m・ヴェスタ賞3歳以上1勝クラス)に参戦したディオスパーダ号が、見事、2勝目を飾りました。
関係者の皆様、そして応援いただいた皆様、本当にありがとうございました。
調教師:小椋 研介 氏
生産:藤春 修二 氏
育成:吉澤ステーブル
出資会員の皆様、おめでとうございます!
この勝利で本馬は、当クラブ(中央所属)の2022年産馬で最初の2勝馬となりました。
この世代は、勝ち上がり率が3割を超え、期待に応えて初勝利を挙げた後、残念なことに2勝馬は未だ出ていませんでした。
好機を生かし、しっかりと勝ち切った本馬の勝利は、出資会員様や関係者同様、我々としても大変うれしい結果です。
当日の馬場状態は良。思えば前回の勝利は、印象に残るほど水が浮いた田んぼのような不良馬場で特殊な状態でしたから、良馬場での勝利は、本馬にとって収穫のあるものだったのではないでしょうか。
昇級初戦は除外続きで一度芝レースへの参戦、2戦目はダート戦に出走し、いずれも7着でしたが、近走はスタート後前目の位置を確保するレース運びが定着してきており、ワンペースで粘る本馬の脚質を生かすレースぶりで、成長が伺えます。しかしそれでも、中央競馬の1勝クラスで勝ち抜くにはワンパンチ不足しているように感じていました。
このような背景もあり、未勝利戦脱出後から交流戦を見据えて出走の調整が行われておりましたが、1勝クラスの地方交流戦は番組数も少なく、また地方交流戦は抽選となることがほとんどで、必ずしも出走できるとは限りません。
そんな中、本馬は未勝利戦も含めると今回で3回目の抽選突破。
運も実力のうちといいますから、これも本馬の力のひとつでしょう。
一見作戦勝ちにも見える2勝ですが、決めるべきところで決める、調子を合わせる、ロスなくレースを運ぶ。すべてを揃えることは簡単なことではありません。
距離に関しては、成長するにつれて変化してきているようなところがあり、再考の余地があるかもしれないという段階での勝利。
一つ一つ取りこぼさない本馬の頑張りと、関係者の方々の努力があり、2022年産馬の中で先陣を切って2勝クラスへ昇級できたのだと思います。
また、今回の本馬の走りを見ると、地方の馬場適性は言うまでもなく、先々の選択肢も広げてくれました。
堅実に成長が伺えるディオスパーダ号の今後の活躍も楽しみです。
引き続きディオスパーダ号へのご声援、何卒よろしくお願い申し上げます。