ボーンシスト

2019/06/08

 

こんにちは。
今回は馬の病気、ボーンシストについてご紹介いたします。

 

ボーンシストとは、骨の病気のひとつで、骨の中に空洞ができてしまうものです。関節の軟骨の下にある骨が発育不良を起こすことで発生するとされています。
若年期、特に育成段階でトレーニングの強度を上げた際に、跛行や関節に腫れが見られることで発覚することが多く、急激な身体の成長に伴う成長期特有の整形外科疾患と考えられています。まれに腫れや跛行などを示さず、レポジトリー検査で偶然見つかるというケースもあります。

 

1歳馬のボーンシストは育成が進むにつれて消失するケースと、逆にシストが拡大してしまうケースがあります。重度になると、休養により跛行や腫れといった症状が治まっても、運動を再開すると再び関節の腫れや跛行を示すようになります。そうならないために、こまめに検査を行い、経過を確認することが重要です。

 

ボーンシストが見られた馬の中にも、7歳まで現役を続けて重賞戦線で活躍したソロル(2014年マーチS、2017年小倉サマージャンプ)のように、息の長い競走生活を送ることができた馬もここ最近は増えてきています。

医学の進歩により、今後はそういった馬も増えてくるだろうと予想されます。